名村大成堂の筆
名村大成堂は、昭和15年(1940年)に創業し、書道筆、日本画筆、水彩油彩筆などの製造販売を始めました。
同時に、製造販売のみならず製品の品質向上を目指して、製筆技術の研究も独自におこなうために日本毛筆研究所を設立しました。
昭和24年(1949年)には、初代社長の名村春雄が当時の文部省(現在の文部科学省)から文部省学童資材審議委員の辞令を受け、毛筆画筆の専門委員として規格制定などに努めてきました。
このように名村大成堂は、創業当時から現在の日本の筆作りにつながる、品質の向上とその維持に大きく関わって参りました。
そこには、高品質を信条とした名村筆の技術が大いに寄与しています。
名村筆の飽くなき品質向上を目指し、続けてきた製筆技術の研究。
その積み重ねてきた研究により得た、筆作りの極意。
豚毛油彩筆は、豚毛1種類のみで造られているため、見た目や穂の作りといった相違が分かり難い商品の1つです。